個人売買

個人売買で車を売るメリット・デメリット

インターネットの普及によって、仲介業者を介さないでユーザー同士が直接車の売買を行う個人売買が最近急速に増加しております。

では、個人売買で車を売る場合には、一体どのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか?

個人売買で車を売るメリット

メリット①車を高く売ることができる

車の模型を手に持つ女性
仲介業者を介して車を売る場合には、仲介業者は必ず買取価格にマージン(中間利益)を上乗せして、買い手に販売します。

たとえば、中古車A車の買取価格が30万円、車両整備費が10万円だとすると、それにマージンを10万円とすると、買い手への販売価格は50万円となります。

販売価格:30万円+10万円+10万円=50万円

一方、個人売買の場合には、仲介業者を経由しないで直接買い手に販売するため、この中間マージンがかかりません。

上記の例で言えば、A車は、買い手が車の整備費を負担するとした場合、販売価格は40万円となります。

販売価格:50万円-10万円=40万円

同じ車が、中間業者に売ると30万円、買い手に直接売ると40万円となるので、マージンの10万円だけ、個人売買の方が、車をより高く売ることができます。

メリット②消費税がかからない

消費税が課税されるのは、車の取引を業として行う者から車を買う場合です。

車の取引を業として行わない個人から車を買う場合には、消費税は課税されません。

たとえば、車両価格が100万円のA車を中古車販売店から購入すれば消費税が加算されるので、100万円×1.08=108万円となります。

一方、同じA車を個人売買で個人から購入した場合には、消費税が非課税となるので、100万円を支払えば車を手に入れることができます。

差額の8万円分だけ、個人売買の方が車を安く買えます。

個人売買で車を売るデメリット

デメリット①名義変更手続きを自分で行う必要がある

困り顔の女性
販売店を経由して車の売買を行う場合には、車の売買を行う際に必要となる自動車の名義変更手続きは、販売店が行ってくれますから、ユーザーは、販売店の担当者が用意した書類に署名および印鑑を押印し、印鑑登録証明書を提出するだけで済みます。

一方、車の個人売買の場合には、名義変更手続きはユーザー同士で行わなくてはなりません。

この手続きは結構複雑で、初めての方には相当に骨の折れる手続きとなります。

車の個人売買を行う場合には、煩雑なこの手続きをユーザー自らが行わなくてはならないというデメリットが発生します。

デメリット②売却価格の基準がない

買取店に車を売る場合には、売却価格は、プロの査定士が行った査定に基づいて定まりますから、売却価格が、中古車市場の相場から大きくかい離した水準となることは、ほとんどありません。

一方、個人売買の場合には、売却価格は売り手と買い手の双方の交渉によって決まるわけですが、双方とも査定のプロではありませんので、中古車市場の相場と大きくかい離した水準で売却価格が決まる可能性があります。

そうすると、売り手か買い手のどちらか一方が、大きな損失を被ります。

車の個人売買には、このようなリスクがあります。

デメリット③代金回収でトラブルが起こる危険がある

個人売買の場合でも、現金一括払いで、買い手の代金の支払いを確認してから、車を引き渡す場合には、代金回収に関するトラブルが発生することはまずありません。

しかし、車は取引価格が高額になることが多いので、代金の支払いを分割払いとすることも稀ではありません。

代金の支払いを分割払いとした場合、買い手の毎月の支払いが滞り、売り手が、車は引き渡し渡したけれども、その代金の全部を回収できないというリスクが発生します。

金融のプロでもない個人の売り手が、このような事態に陥った場合には、基本的には、泣き寝入りをする他ありません。

デメリット④個人売買の方が取引量が少ない

車の個人売買は、最近急速に普及しつつあるとはいえ、従来型の仲介業者を介した車の売買と比較して、その取引量はまだまだ少ないと言えます。

よって、売買を申し込んだけれども、取引相手が見つからなかったという確率は、個人売買の方が、仲介業者を介した売買よりも、高くなります。

個人売買の方が、仲介業者を介した売買と比較して、より高く車を売れるとしても、それは、買い手が見つかった場合のお話です。

買い手が見つからないとすると、それこそ、話になりません。

個人売買よりも仲介業者を介した売買の方が、マーケットが広く、より高く車を買ってくれる買い手を見つけるチャンスが大きいとした場合には、個人売買の方がより高く車を売れるという個人売買のメリットは大きく色あせることになります。

デメリット⑤個人売買はトラブルに対処できない

車の売買には、トラブルがつきものです。

たとえば、購入した直後に車が故障した、車を引き渡したのに代金が支払われない、購入前に売主が提示した車の状態と、実際に購入した車の状態が大きく異なる、名義変更をしようとしたところ車が差し押さえられてた、などいったトラブルが起こる可能性があります。

仲介業者を介した車の売買の場合、こういったトラブルが起こった場合には、基本的には、仲介業者がその対応に当たりますから、ユーザーはそれほど心配する必要はありません。

しかし、個人売買の場合には、こういったトラブルに自分で対応しなくてはなりません。

首尾よくトラブルが解決できれば良いのですが、それができない場合には、車をだまし取られたり、高額の損害賠償金を支払うことになったります。

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