- 1年で車の価値はどれだけ落ちるの?
- 走行距離は査定にどれだけ影響するの?
- 車の価値はどう下がっていくの?
このような疑問を持っている方は多いのではないでしょうか。
新車購入後1年で、車の価値は30%ほど落ちます。
その後、2年目には60%、3年目には90%と落ちていくわけではありません。
車の価値はどのようにして下がっていくのでしょうか。
本記事では、車の価値の落ち方を解説します。
自分の車の価値を把握して、1番お得に買い替えられるタイミングを見つけましょう。
目次
車の価値はどのようにして下がる?
そもそも車の価値とは何でしょうか。
車の価値=査定額です。
価値が高いものには高い値段がつきますよね。
車の査定額は基本的に減点方式でつけられます。
新車の状態の価値(値段)からどれだけ下がったのかを見られます。
では、車の査定額は何で決まっているのでしょうか。
車を査定する際に見られている主な指標は、
- 年式
- 走行距離
の2つです。
その他にも、外観や内観、不具合があるかどうか、故障歴などを見られますが、査定の主軸となっているのは、年式と走行距離です。
※大きな故障(車が動かない、大破している)がある場合は査定額は大幅に落ちます。
年式と走行距離がどのようにして下がっていくのかを詳しく説明していきます。
年式
年式とは、車を登録した日のことです。
よく勘違いされることがありますが、車が製造された日ではありません。
車を購入した時点で価値が70%まで一気に下がり、そこから1年ごとに約10%下がっていきます。
3年目に50%になって、そこから5、6、7年目は比較的緩やかに価値が落ちていきます。
8年目でガクっと価値が下がり、ほとんど0円になります。
年式 | 車の価値 |
---|---|
1年 | 70% |
3年 | 50% |
5年 | 35% |
7年 | 25% |
8年~10年以降 | 数% |
※だいたいの目安です。車種や状態で変動します。
「車を売ってお金を作りたい」という方は、7年目までに売ってしまうのが良いでしょう。
8年以上使うと価値がなくなっている場合が多いため、できるだけ長く乗り続けるのが良いでしょう。
実際に、自分の車の価値を見て、いつ売るかを判断することで損をしないタイミングで車を売ることができます。
後ほど、「自分の車の価値を正確に知る」で車の価値を調べる方法を紹介します。
車の年式の確認方法
車検証の中央上部にある「初度登録年月」の欄にある「登録年月日」で確認することができます。
走行距離
走行距離とは、車が今までに走った総距離のことです。
走行距離は車のメーターで確認することができます。
走行距離を確認するメーターは「オドメーター」といいます。
「ODO」のあとに、走行距離が表示されています。
オドメーターと間違えやすいのが、トリップメーターで、数字の前に「TRIP」と表示されています。
※トリップメーターは区間距離を表したものです。
走行距離は、5,000kmごとに査定額が引かれる仕組みになっています。
つまり、2,000kmと4,000kmでは、査定額は同じで変わりません。
しかし、4,000kmと6,000kmでは査定額は変動し、低くなります。
といっても、変わるのは5,000kmごとに2,000円ほど査定額が引かれるだけです。
走行距離が短ければ短いほど査定額が上がり、長ければ長いほど査定額は低くなります。
その基準となる数値が1年間の走行距離8,000kmです。
これを上回ると査定額は低くなります。
走行距離5,000kmってどれくらい?
時速60kmで5,000kmを走行するためには、約83時間かかります。
1日1時間運転したとしても約3ヶ月かかることになります。
このように、年式や走行距離をもとに車の価値が決まります。
その価値からさらに、外装や内装、不具合がないかを見て、車の査定額が決まります。
車の査定額は基本的に下がっていきますが、車の査定額を上げる方法も存在します。
ここからは、車の価値を上げるためにできることを紹介します。
車の価値を上げるためにできること
車の価値を上げるためにできることはメンテナンスです。
車の価値が年式や走行距離で下がる理由は、車の機能が劣化するからです。
使い続けると、壊れるリスクが高くなり、不具合が出てくるのは当然ですよね。
3年目の電子レンジと5年目の電子レンジで壊れそうなのは、明らかに5年目の電子レンジです。
このように、使用年数やどれだけの距離の移動に使ったのかを見ることでその車の劣化度合いを知ることができます。
しかし、メンテナンスを行うことで、車の劣化を予防することができます。
3年目のなにもメンテナンスしていない電子レンジと、メンテナンスをしっかりしている5年目の電子レンジではどちらがいいですか?
迷う方もいると思います。迷うということは価値が同じぐらいに感じているということです。
そのため、メンテナンスをすることで車の劣化を防ぎ、査定額を上げることができるのです。
メンテナンスには、自分でできるメンテナンスと業者に任せるメンテナンスがあります。
それぞれのメンテナンスは以下の通りです。
メンテナンス | 頻度 | 料金 |
---|---|---|
洗車 | 汚れが気になったら | 300~3,000円 |
タイヤの空気圧チェック | 半年に1回 | 無料 |
ウィンドウォッシャー液の補充 | なくなり次第 | 0~数百円 |
エンジンオイルの交換 | 年に1回 | 1Lあたり1,000円 |
オイルフィルターの交換 | 年に1回 | 2,000円 |
ワイパーゴムの交換 | 年に1回 | 1,000円~2,000円 |
エアコンフィルターの交換 | 年に1回 | 1,500円 |
ヘッドライトの交換 | 車検時にチェック | 15,000円 |
冷却水の交換 | 2年に1回 | 2Lあたり5,000円 |
エアフィルター交換 | 2年に1回 | 2,000円~3,000円 |
バッテリーの交換 | 3年に1回 | 5,000円~1万円 |
タイヤの交換 | 4年に1回 | 1万円~2万円 |
ブレーキフルードの交換 | 4年に1回 | 4,000円 |
※頻度や料金は、あくまで目安です。不具合がある場合はすぐにディーラーやカー用品店などに連絡しましょう。
このうち、自分でできるメンテナンスは、
- 洗車
- タイヤの空気圧チェック
- ウィンドウォッシャー液の補充
- ワイパーゴムの交換
- エアコンフィルターの交換
の5つです。
その他は、12ヶ月点検や車検の際に業者の方に任せましょう。
それぞれどのようにしてメンテナンスをするのかに関しては、「メンテナンスパックは必要?車の価値を落とさずに長持ちさせる方法」で解説しています。
メンテナンスは、時間とお金がかかるため、めんどくさくてやりたくないと思う方も多いでしょう。
しかし、車の価値を落とさず、キレイで安全な状態に保つには必要です。
結果、メンテナンスによって車が長持ちし、査定額も上がるのでお得になります。
メンテナンスノート
車の査定時に「この車はメンテナンスしていますよ」という証明をするために、メンテナンスノートが必要になります。
メンテナンスノートは「点検整備記録簿」と「メーカー保証書」のことです。
これらを見ることでエンジンオイルの交換時期など、いつどんなメンテナンスを行ったかを見ることができます。
査定時には必ずご持参ください。
自分の車の価値を正確に知る
ここからは、「自分の車の価値を知っておきたい」と考えている人に対して、自分の車の価値を正確に知る方法について解説していきます。
車の価値を正確に知る方法とは、複数業者に査定見積もりを取ることです。
なぜ、複数業者に見積もりを取る必要があるのでしょうか。
車の買取業者は、中古車を仕入れてそれを売ることで売上を出しています。
そのため、中古車をできるだけ安く仕入れようとします。
1社のみでの査定では、相場より安い金額を出されていてもわからないです。
そのため、複数業者に査定を出すことで、車の価値を正確に知ることができます。
車を高く売る裏ワザ
複数業者に査定を出した後、その業者同士で価格競争(オークション)を行うことで車の買取価格を上げることができます。
例を紹介します。
A社に査定を出したところ、50万円でした。B社にも査定を出したところ、60万円でした。A社に対して「B社では60万円だったのでそれ以上なら売りたい」と伝えました。そうするとA社は「70万円出すので売ってください!」と査定額を上げてくれました。
※業者によって買取価格の限界値があるので高くならない場合もあります。
このように、他業者の査定額を引き合いに出すことで値段が高くなっていきます。
そこで使えるのが「車の一括見積もりサービス」です。
車の一括見積もりサービスとは、売りたい車の車種や年式、郵便番号などの基本情報を1回入力するだけで複数の買取業者に査定の見積もり依頼を申し込める無料のサービスです。
買取業者を探し、わざわざ1社ずつ査定を申し込む必要がなく、基本情報の入力のみで完結します。
そして、複数の業者に査定依頼ができるので、その中で一番高額で買い取ってくれる業者を見つけることが出来ます。
オススメの一括見積もりサービス
オススメの車の一括見積もりサービスは「MOTA車買取」です。
このサービスは、一括見積もりをするにあたって最大のストレスである「電話が一斉にかかってくる」というネガティブな体験を失くすために、高額査定の最大上位3社のみのやり取りで完了します。
業者側は、ユーザーに紹介される上位3社に選ばれるために、他業者よりも高い値段で査定額を出します。そのため、必然的に査定額が上がる仕組みになっています。
そして、申し込み後に最大20社が概算査定額を入札し、翌日18時には結果をWEBで比較することができるため、急ぎで査定額を知りたい方やいち早く車を売る必要がある方も余裕を持って査定額を比較することができます。
そして査定数は業界TOPなので、より高い査定額を期待できます。
一括見積もりサービスの最大のストレスである「電話が一斉にかかってくる」ことを失くし、査定額の期待が高いという観点からオススメのサービスです。
まとめ
車は、年式や走行距離で価値が決まります。
1年ごとに均等に価値が下がっていくのではなく、急に下がる時期もあれば、緩やかに下がる時期もあります。
走行距離は、明確に決められた査定の基準があります。
自分の車の価値を明確にして、年式によって価値がどう変動するのか予想を立て、走行距離を確認して1番お得に売れるタイミングを見つけてください。
メンテナンスによって車の価値を上げ、できるだけ高い値段で売却できるようにしましょう。
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