忙しい方であれば、車を売る場合に、買取店に査定を申し込んでから、売買代金が入金されて、手続きの全てが終了するまでに、どれくらいの時間が必要かということは気になるところです。
では、それにかかる時間は、一体どれくらいになるのでしょうか?
査定申し込みから入金完了までの最短時間は3日間
査定申し込みから、車の売上代金の入金が完了し手続きが終了するまでの最短時間は、3日程度となります。
査定を申し込むと、買取店から、出張査定の日取りに関する連絡の電話やメールが来ます。
ここで、申し込みの翌日に査定日とし、その日の査定で出た査定額を承認し、その日のうちに売買契約を締結し、車を引き取ってもらったとします。
車を引き取った買取店では、車の点検を行い、査定に大きな誤りがないかを確認し、大丈夫であれば、銀行に振り込み依頼をします。
車の点検に待ち時間を含めて1日かかるとすると、点検が終了し、銀行に振込依頼が行われるのは、申し込みから2日目となります。
買取店が銀行に振り込み依頼をした翌日にユーザーの登録口座に現金が振込まれるとすると、入金が完了し、すべての手続きが終了するのは、申し込みから3日後となります。
買取店の中には、売買契約書にサインすると同時に現金で代金を支払うところもあり、その場合には、銀行振込にかかる時間が省略できるので、車の売買にかかる時間はもう少し短縮されますが、現在では銀行口座払いが主流となっていますから、現金買取をする買取店は稀になってきていています。
通常は1週間程度で手続きは完了する
3日というのは申し込みから入金までの最短時間で、一般的には、早くても、車を売る手続きがすべて完了するまでには、査定の申し込みから1週間程度の時間を必要とします。
現在は、査定金額をアップさせるために複数の買取店に査定を依頼する方法が主流となっていますが、そうすると、スケジュール調整に時間を要するようになり、まず、査定にかかる時間が長くなります。
運良く、査定を依頼した買取店の全てが申し込みの翌日の出張査定が可能であればよいのですが、そういうことはめったになく、申し込みの翌日に、複数の買取店の査定を同時に行う合同査定の日取りを設定できることはまず不可能です。
合同査定ではなく、個別査定を行う場合でも、5社~10社程度の査定を受けるためには、やはり1日では時間が足りません。
合同査定の場合も、個別査定の場合も、3日程度の時間が必要になるのが普通です。
車の引取りから入金までの時間も、点検を丁寧に行うとすれば、やはり、3日程度の時間がかかるのが標準です。
引取りの翌日に代金の支払いを謳っている買取店もありますが、本当に丁寧な引取り後の点検を行っているかどうか、不安が残ります。
車を売る手続きを急いでもメリットが少ない
車を売る手続きを急いても、あまりメリットがありません。
急いで現金が必要だという場合は別ですが、車を売る手続きには、十分に時間をかけるべきです。
慌てて手続きを済ましてしまったけれども、後から、売った車の中古車市場での買取相場を知り、買取価格があまりに安かったことに気づいて、後悔してしまったというケースは結構あります。
買取を急いでいると、できるだけ安く買いたたこうとする買取店の術中にはまってしまうこともあります。
査定士に足元を見られて、相場より安い査定額を押し付けられることもあります。
車を売る場合には、できるだけ早く売ることよりも、できるだけ高く売ることに主眼をおくべきで、できるだけ高く売るためには、売買の手続きに時間をかけることを惜しむべきではありません。
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