いつかは外車・輸入車に乗ってみたいとお考えの方も多いと思いますが、外車・輸入車は、中古車市場での評価が低く、中古車の査定額が低額になる傾向があります。
しかし、それでも、一定の手続きをとることによって、外車・輸入車を高く売ることができます。
目次
外車の中古車市場での評価は低くなる
ホンダのフィットやトヨタのカローラといった人気車種は、ユーザーが多いので、中古車市場において売りやすいし、結構な高値が付きます。
一方、外車は、新車購入時は非常に高額であっても、中古車市場に出すと、その車種に対する需要が少ないので、意外など低い値段が付きます。
買取店は、中古車市場でよい値段がついて、しかも、簡単にさばける中古車を好む傾向があり、そういった中古車には高い買取価格を付けます。
しかし、中古車市場で売るのが困難で、しかも、良い値が付きにくい自動車の場合には、買取を敬遠するので、査定額が低額になる傾向があります。
外車の場合、国産の中古車を専門に取り扱っている買取専門店に買取を依頼すると、驚くべき程低い査定額を付けられてビックする場合があります。
外車を購入する場合には、このことを覚悟しなくてはなりません。
2,3年運転したら中古車として販売することを予定しており、その時にできるだけ高い値段で売りたい場合には、外車よりも国産人気車種を購入する方がおススメです。
国産車と輸入車の流通量の違い
平成17年3月に行われたメーカー別新車販売台数の調査では、以下のような結果がでています。
メーカー | 販売台数 |
---|---|
トヨタ | 179,713台 |
ホンダ | 90,084台 |
日産 | 77,943台 |
メルセデス | 8,578台 |
BMW | 6,699台 |
フォルクスワーゲン | 6,775台 |
アウディ | 3,262台 |
この調査結果を見ても、国内メーカーで最下位の日産の新車販売台数は、輸入車メーカー最上位のメルセデスの10倍以上であり、国産車と比較した場合、以下に輸入車の流通量が少ないかが分かります。
流通量が多いほど、中高車市場でその自動車は簡単にさばけます。
簡単にさばけるということは、在庫費用などの諸経費の発生を抑制できるので、買取店にとっては有り難い話となります。
また、流通量が多いということは、そのメーカーの自動車に対する需要が多いことを意味し、需要が多いということは、それだけ高く売れるということも意味します。
外車を買い取りに出すとどれくらいの値段がつくのか
外車を買取に出すと、一体どのくらいの査定額がつくのでしょうか?ある調査の結果をまとめると、以下のようになります。
買い取られた外車の概要 | 新車価格 | 査定額 |
---|---|---|
BMW、走行距離1.5万キロ、 4年経過 | 358万円 | 150万円 |
メルセデスベンツ、走行距離約4万キロ、3年経過 | 525万円 | 202万円 |
アウディ、走行距離4万キロ、5年経過 | 718万円 | 160万円 |
このように、外車を買取に出すと、外車の状態がそんなに悪くなくても、新車購入時の価格の半額以下の値段が付くのが通例で、新車購入時の30%以下の査定額になることも稀ではありません。
外車を買取に出すと、急に値段が下がるというのは、外車の品質が悪くて、時間の経過とともに、急激に車両の状態が悪くなるということが原因ではなく、やはり、買取店が外車を購入しても、中古車市場で再販売することが困難であるという事情を反映したものであるということができます。
国産車と比較して外車はどれくらい安くなる
国産車と比較した場合に外車は中古車になると急激に評価額が下がるといいます。
しかし、国産車でもSUVやミニバンは中古車になってもなかなか評価額が下がらないのですが、コンパクトカーや軽自動車は国産車であっても中古車になると評価額は激減します。
したがって、中古車になった場合に、国産車と比較して外車が中古車になるとどのくらい評価額が下がるかということは、一概には言えないのが現実です。
国産車の新車の価格が100万円で一定期間経過後の中古車の価格が50万円だった場合、原価率は50%ですが、外車の新車価格が500万円で一定期間経過後の中古車の価格が250万円だとした場合、外車の方が下落金額が大きいですが率に直すと減価率は先の国産車と同様に50%です。
外車の場合には新車価格が高額になる傾向があるので下落金額が大きく見える傾向があります。
外車を相場よりも高く売るコツについて
外車は、新車の購入価格と比較して、中古車市場での評価額が極端に低くなるという傾向があります。
新車登録からたった1年しかたっていない中古車でも、新車の半分の値段になるということも珍しくありません。
外車は、新車購入時の価格が高いため、買取店ごとの査定額のバラつきが大きいという傾向もあります。
複数の買取店に見積もりを依頼した場合、その価格差が50万円以上になることも稀ではありません。
以下では、このような中古の外車の買取の特徴を踏まえつつ、外車を相場よりも高く売るコツについて解説します。
外車を高く売るには、外車専門の買取店に依頼するとよい
国産車を専門に取り扱っている買取店に外車の買取を依頼した場合、そういった買取店は国産車の販売ルートしか持っていないので、買い取った外車を高く売ることが困難です。
外車専門の販売ルートを持っていなければ、通常の国産車の販売ルートで外車を販売するほかなく、そうすると、高値で売ることができないので、それを反映して、買取価格も低額になります。
外車専門の買取店であれば、外車販売の独自の販売ルートを持っていますから、買い取った外車を高値で販売できます。
高値で再販売ができる中高車は高い査定額が付きやすいので、外車専門の買取店に外車の買取を依頼すると、高い査定額が付く可能性が十分にあります。
外車専門の買取店でも、メルセデスに強い買取店だとか、BMWに強い買取店だとか、アウディに強い買取店だとか、それぞれ特色があるので、自分が売ろうとする外車のメーカー強い外車専門の買取店を選べば、その分だけ、高値買取の期待が高まります。
国産車専門買取店の一括査定も利用してみる
国産車を専門に取り扱う買取店は、外車を安く査定する傾向があるというのは間違いのない事実です。
なので、高額査定を望むのであれば、基本的には、外車専門店に買取査定を依頼するのが原則です。
しかし、その場合であっても、国産車専門の買取店への一括されも、一応は、利用してみる価値があります。
国産車の買取専門店でも、たまたま、査定を依頼した時期に、査定を依頼した外車と同種同型の自動車のオーダーが入っていて、高い値段で買い取っても大丈夫という買取店がある場合があります。
一括査定は、同時に10社~20社程度に依頼を出しますから、その中に、そういった買取店が含まれる可能性は低くないでしょう。
国産車専門の買取店を対象とした一括査定サイトで、最高値を付けた買取店の査定額が、外車専門の買取店の付けた査定額を下回る場合には、国産車専門の買取店に契約のお断りの連絡を入れ、外車専門の買取店と契約を締結するという方法も、もちろんオッケーです。
外車を売る場合には、十分に時間と手間をかける必要がある
国産車の場合、中古車査定には一定のルールが出来上がっていて、買取店が異なっても、大体似たような査定額が提示されます。
一方、外車の場合には、取引量が少ないこともあって、査定に一定の明確な基準が出来上がっているということはありませんので、買取店ごとのばらつきが大きくなる傾向があります。
外車は、中古車市場では、安い値段が付く傾向があるとはいえ、それは、比較的高額になる外車の新車購入時の価格と比較しての話であり、外車の中古車市場価格の絶対額は、国産車に比較して高い傾向にあることは間違いありません。
そういったわけで、1台の外車を複数の買取店に査定させた場合、国産車を対象にして同じことをした場合と比較して、買取店ごとのばらつきが大きくなる傾向があります。
買取店ごとの査定額に50万円以上の開きが出ることも珍しくありません。
外車を買取店に出す場合には、最初に依頼した買取店の査定額に納得がいかない場合には、そこで契約書にサインせず、納得のいく査定額を提示する買取店に出会うまで、何件もの買取店を当たってみるのがよいでしょう。
ベンツ、BMW、アウディは高く売れる可能性が高い
外車は新車時点での販売価格が非常に高いものが多いですが、中古車になると価格が急に下がるという傾向があります。
新車の外車の人気は高いのですが、中古車市場での外車の人気はいまひとつで外車を買い取った買取店は再販に苦労する傾向があり、そのことを反映して中古の外車の評価額は低くなる傾向があると言われています。
また、中古の外車は維持管理費がかさむ傾向がありますが、このことの中古の外車の評価額が低くなる一因となっています。
外車の中では、ベンツ・BMW・アウディの3車種が日本国内でのマーケットが大きく、比較的中古車市場で高値が付くと言われています。
買取査定のことを考えて外車を選ぶ場合には、この3車種のうちいずれかを購入するといいでしょう。
外車の買取交渉は強い気持ちで臨むこと
外車の買取に限ったことではありませんが、買取店の担当者に粘られたり、押し切られたりして、もっと高く売りたいんだけど、面倒くさいので、この辺で妥協して契約しようか、と契約書にサインしてしまうことはよくあります。
国産車の買取の場合には、こちらが粘っても、それほど大きな査定額のUPは期待できませんから、そういう選択肢もありだと思います。
外車の場合には、買取店の査定額に大きな開きがあり、別の買取店に査定してもらったら、査定額が大幅にUPするというケースはよくあります。
そんな時、低い査定額を提示してきた買取店の担当者に根負けして、安く売ってしまうと、高額査定を受ける機会を逸してしまいます。
外車の買取を依頼する場合には、国産車の買取を依頼する場合よりも、より強い気持ちで契約交渉に臨み、こちらが納得する価格で取引できるまで、絶対に妥協しないぞと決心することが重要です。
外車を高く売るための基本的な流れについて
外車を高く売るためには、まず、最初に、外車専門の買取店に査定を依頼します。
その際、できれば、自分が売ろうとする外車と同種・同型の外車を専門に取り扱う買取店を選んで査定を依頼します。
そういった外車専門の買取店がない場合には、やむを得ませんので、別の車種の外車専門の買取店に依頼することになります。
次に、国産車を専門とした買取店を対象とした一括査定を利用して、国産車専門買取店の一括査定をとってみます。
外車の場合には、外車専門の買取店が、国産車専門の買取店よりも高い査定額を出すという傾向がありますが、場合によっては、外車の買取であっても、国産車専門の買取店が外車専門の買取店よりも高い査定額を出す場合あります。
最後に、外車買取専門店が付けた査定額と、国産車専門買取店を対象とした一括査定でもっとも高い値段を付けた買取店の査定額を比較し、どちらか高い方を、最終的に契約する買取店とします。
この手順で買取店を決定することによって、外車を高く買い取ってもらうことができます。
外車の買取は、買取店ごとの査定額のばらつきが大きくなる傾向があり、その分、買取店の選定には時間と手間をかける必要があります。
①外車専門の買取店に査定依頼→②国産自動車の買取店を対象とした一括査定→③①と②の査定額の比較、という基本的な流れを確実に実践し、高額査定を行っている買取店を見つけて、その買取店と契約を結ぶことが非常に重要です。
外車査定専門店では、どの買取店が評判が良いか
外車買取専門店では、どの専門店に頼むのが一番良いかということにつては、自分が売ろうとする外車を専門に取引している外車買取専門店に依頼することが、査定額を上げるコツです。
しかし、そういった買取店が見つからない場合には、どのようにしてよい外車買取専門店を探せばよいのでしょうか?
外車買取専門店を1件1件自分の足で見て回るというのも1つの方法です。
しかし、国産車専門買取店の数に比べて、外車買取専門店の数は少なく、買取店が集中している都市部においても、自分の足で買取店を回るというのは容易なことではありません。
全国どこでも外車の出張査定を行ってくれる「外車王」という買取店があります。
この買取店は、外車の買取に特化していて、便利で実績のある買取店として、多くの外車ユーザーに高い評価を得ています。
外車の販売をお考えの方で、評判の良い買取店を探しているが、なかなか見つからないという方は、一度、この「外車王」の出張査定を受けてみるのがよいでしょう。
外車を売る際の注意点
中古の外車を売る際は、大手中古車買取店よりも外車買取専門店を選んだ方が良いでしょう。
外車買取専門店は一般の買取店よりも外車販売のノウハウを多く持っていますし、外車の修理やメンテナンスにも優れています。
外車販売に長けているということは、それだけ高値で外車を購入できる可能性が大きいわけですから、高値買取りが期待できます。
外車買取専門店の中にも、ベンツが専門の買取店、アウディが得意な買取店、主としてBMWを買取店と様々あるので、自分が売ろうとする外車の車種を得意分野としている外車買取専門店に車を売ることがおススメです。
そうすれば、他のお店に頼むよりもより高い値段で車を買ってもらえる可能性が高くなります。
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